■パパインタビュー004■渋沢 生悟さん(30歳)
【1歳10ヶ月長女】
こんにちは、サイト管理人の篠原です。パパインタビュー第四回目ということで、渋沢さんにお話を聞いてきました。
◆渋沢 生悟さん(30歳)【専業主婦の奥様、娘さん(1歳10ヶ月)の3人家族のパパ】
◆所属/WEB関連企業(従業員数約10名)
◆職業/WEBサイトのディレクション~広告営業まで幅広く
お仕事の内容や時間について簡単に教えて頂けますか?
Web広告(とりわけリスティング広告)の営業、プランニング~運用、商品開発、Webサイトのディレクション業務、ライター業などを行っています。働いている時間は平日が 10:00-23:00 くらいがベースですが、例えば23:30までMTGとかもよくありますね。小さな会社なのでやることは沢山ありますから(笑) 家をでるのが 9:00前、帰宅するのは24:00をまわることがほとんどです。
なるほど、かなりお忙しいんですね! 土日はいかがですか?
土日は24:00-27:00 くらいに家で仕事をしていますね、子供の寝かしつけが終わって、妻がデューク更家のウォーキングをするような時間から(笑)27:00くらいに寝れば、翌日に疲れを引きずることはないので、この時間の仕事はかなりシステマチックに時間を確保してやっています。
普段関わっている育児・家事の内容や時間を教えてください。
【育児】オムツ換え、ミルク・離乳食を作る、ミルク・離乳食を与える 、哺乳瓶等の洗浄・消毒、子供と散歩・お出かけ 、絵本等の読み聞かせ、子供と遊ぶ、着替えの手伝い、子供とお風呂
【家事】洗い物、布団干し、布団取込、ゴミ出し、買い物
などですね。平日は基本的に育児・家事には関われません(朝出勤前に前日の夕食の洗物をする程度)。土日は随時関わるという感じです。
土日の昼間を中心に育児・家事に関わるというスタイルなのですね。
そうですね。もともとは土日の昼間も仕事とか代表を務めているNGOの活動が気になって気になって・・・。いつも携帯電話を片手に、気にしながら生活していたんです。娘が9ヶ月くらいだったでしょうか、動き回って目が離せなくなった頃に奥さんから怒られまして。「もっと子供と向き合いなさい!」「“●●しながら“もやめなさい!」って(笑)
あ、あとこんなことも言われました。テレビ番組でイクメン特集とかあるじゃないですか。あれを見ていた妻が「生悟は当てはまらないよね(笑)」って、はっきりと・・・。
当たり前のことですが子供の成長の瞬間ってとても貴重なわけで。「その時」しかないんですよね。だから関わることができるのはその一瞬しかない。そう気付いてからは土日の昼間に携帯は一切触らないようになりました。
NGOの活動も土日の昼間にやることが多かったので、その用事で出かけることもしばしばでしたが、それも少なくなりましたね。今は平日の夜にメールとかチャットですませたりとか、平日の昼間や夜にできることしかしないようにしたりとか、工夫しています。
奥さんから大事な気付きを貰ったんですね!
そういうことですね。 奥さんに怒られる以前から、自分は結構子供に向き合っている「つもり」にはなっていましたからね~。今思えば・・・ですけど(笑)
育児・家事に関わる上でのこだわりはありますか?是非教えてください。
掃除や全ての動作、完成度(ゴール)をこども目線でやることですね。
子供って自分たちより目線が下なので、気がつくと部屋の隅っこのほこりを集めて「ぱくっ」なんてこともあるじゃないですか。だから僕の身長でモップをかけて、その後に地面に近いハイハイするくらいの目線でまたモップをかけるんですね。あとは物を片付ける時も、自分たちのやりやすさよりも、娘だったらこうするなと考えながらやるんですよ。結構身体能力が高いみたいで、考えられないところによじのぼっていたりしますからね(笑)
それと振り返りMTGというのをしてまして。寝かしつけの時間にもよるのですが、22:30とかに子供が寝てから、コーヒーを飲んだり、ヨーグルトを食べたりしながら夫婦で話をするんです。子供の最近の成長ぶりを話しあったり、翌週の計画を二人で立てたりしていますね。
振り返りMTGですか! 何かきっかけがあって始めたのですか?
これもさっきお話をした妻に怒られた頃からですかね(笑)。今では我が家の定番になっています。
「仕事と育児・家事のバランス」を自己採点するとズバリ何点でしょうか?
50点くらいでしょうか。
休日に限っては、妻との連携で出かける前の準備や家に帰ってきてからの準備等、スムーズに行えているなぁと感じています。それでも平日は夜遅いことが多く、家に仕事を持ち帰ることもしばしばなので、「もっと朝早く起きて洗い物だけじゃなくて掃除もできたら・・・」なんて役割を模索中です。
以前勤めていた会社の上司からよく言われていた言葉があるんです。「時間を切り売りする働き方を早くやめなさい。質と瞬発力を高めなさい。」って。その言葉通りにできていない自分を感じますし、「仕事を思う存分何も気にせずやりたい!」という自分と、そうはいっても「家族との時間を大事にしたい!」という自分が半々いるんですよね。いろいろ考えて、やっぱり50点くらいですね。
なるほど! ママとの間に育児・家事の役割分担ってあるんでしょうか?
食事を作るのはママ・洗い物は自分、洗濯物はママ・洗濯を干したり家事をしている間に子どもの面倒を見たりするのが自分、みたいな感じですね。ちなみに洗い物は食事の後すぐにやって、くつろぐというスタイルですね(笑)。自分の夕食の分だけ夜中に音を立てないように翌朝になってから洗っています。 基本的に家族でいるときは、ママが普段出来ないこと(ゆっくり買い物、じっくり掃除など)をするために娘の相手を自分がすることが多いと思います。
なるほど。ママとの協力体制を強くしていくには、どんな心がけが必要だと思いますか?
妻の立場に立って考えるということですね。
僕は平日仕事をしているわけですが、妻は24時間家事と子育てをしています。例えば「俺はお前が家にいる間働いているんだ!」という主張をする人がいたとしても、それは全く別問題だと思うんですね。ストレスが貯まるポイントとか神経を使うことも、仕事とはかなり違うはずですし。
僕自身、子供が生まれて当初は妻から怒られることの意味がよくわからなかったんです。「これ洗って」と言われて、後でやろうと思ってしばらくそのままにしていると「なんで洗ってくれないの?」と言われるから「なんで?今じゃなきゃ駄目なの?」「食後くらいゆっくり休んでいてもよくない?」みたいなやり取りをしていたんです。後で話をしてわかったのですが、妻は連続した一日の時間割を意識していて、この洗い物の後に娘のお世話やら遊ぶ時間やらを意識していたんですね。だから妻にとっては(一日の時間割の中では)やはり「今」やった方が好ましいことだったんです。
今思えば、これって相手の立場に立てて考えられていないな・・・と思います。意識として「妻の立場に立って考えてみる」だけでも、随分と関係が変わってくると思いますね。
それと妻に対しても「ながら」をしないことですね。家に帰ってから話をしている時にも、携帯を見ながら、とかtwitterをしながら、話をするというのはしない方がいいと思いますね。自省をこめて(苦笑)以前高橋がなりさんが「自分のお嫁さんは最大の顧客であり、最高のソリューションを提供するべき相手だ」という趣旨のお話をされていたのを聞いたことがあるんですが・・・まさしく実感しますね。
ママとパパ以外の人に育児に協力してもらうことはありますか?
比較的妻の実家から近いところに住んでいるので、妻の家族に色々とお世話になっています。自分がどうしても仕事を休めないタイミングで妻が具合悪いときなどは実家のお母さんが駆けつけて子どもの面倒を見てくれたりしますし、平日の昼に妻と娘と三人でショッピングに連れて行ってくれたりもしています。本当に有難いですね。
なるほど。 義理のご両親と良い関係を維持するために心がけていることはありますか?
依存しすぎないように気をつけています。日ごろお世話になっているからこそ、妻や私の私的な用事のために娘を預けるようなことは控えていますね。もともと妻も私も映画が大好きだし、外に出て遊ぶのが好きなんですが、「映画を見たいから娘をみてて」というお願いはしませんね。いくら良くして頂いているからといって、「あてにしない」というか「当たり前にしない」ということです。
感謝の気持ちを忘れない、って大事ですよね
その通りですね。
育児や家事でたまるストレスを解消する方法はありますか?もしあれば教えてください。
精神的にストレスが溜る事はあまりありませんが、自分が肉体的に疲れているときに「すぐ●●やって!」など期限を迫られる家事が発生するとストレスが溜ることもあるので、体力・体調管理をしておくことと、妻と常にコミュニケーションをとっておくことは大事だと思いますね。
妻とのコミュニケーションでは「ひたすら聞く」という姿勢を大切にしています。子供がしゃべれるようになればまた違うと思いますが、我が家の場合、妻は昼間子供以外とコミュニケーションを取ることがあまりないようでして。(今でこそ週に何度か近所の子育てサロンに参加してママ友も出来てきたようなのですが。)
以前いた会社で受けた研修で精神科医の先生のお話で「夫婦円満のコツ」というのを聞いたんですよ。先生いわく「男性と女性の違いで、男性が言いたいことが10あるとすれば、女性のそれはその10倍以上ある。その言いたいことをすべて話をしきって満足した状態になる。なので、男性にとっての『よく聞いた状態』は女性にとっての『よく聞いた状態』ではないんだ」と。そうやって「ひたすら聞く」ことをしながら、妻の立場に立って、自分ができることを探していく・・・。それが私のコミュニケーションスタイルですね。
「俺はこれだけやってるじゃん」というのは自分目線の話なので、それがたとえ正しいと思えることだとしても、相手がそれを望んでいるかどうかは別問題。なので、考えて行動するということですかね。
あとは読書が大好きなので通勤・休憩時間・家族が寝た後等、自分の趣味の時間をうまく確保しておくといいんじゃないでしょうか。とはいっても、読書といってもNGOと関連した「国際紛争」に関連する本が多くなっちゃったり…それ故に分厚くて読み応えのあるものがたっぷりという(苦笑)なかなか、こういう分厚いものをコツコツ読んで、時には調べて、理解していくっていうのも難しいんですけどね。
それでは最後に、この記事をご覧のパパに一言メッセージをお願いします。
仕事と同じで、育児も経験を積んでひたすら実践していく事で磨かれていくものだと思います。くじけずに、パートナーとのコミュニケーションをしっかり取りつつ、育児を楽しんでいければいいですよね。子どもが大きくなったときに、妻にうっかり「あなたのお父さんはオムツもろくに変えてくれなくてゴルフばっかり…」とか言われないようにしないと(笑)自分も気をつけます。
仕事に、NGOに、様々な仕事や活動に向き合いながら、娘さんや奥様の目線に立っての行動を心がけている渋沢さん。深夜まで仕事、土日も出勤が当たり前というパパは日本全国かなりいらっしゃると思いますが、そんなパパも渋沢さんの考え方や行動のエッセンスを参考にできることがあるかもしれません。
「子供目線」「奥さん目線」に立ってみる。それを意識するだけでも何かが変わるかも!?





