■パパインタビュー001■小菅隆太さん(35歳)
【6歳長女・3歳次女】
こんにちは、サイト管理人の篠原です。パパインタビュー第一回目ということで、小菅さんにお話を伺ってきました!
◆小菅 隆太さん(35歳)【専業主婦の奥様、長女6歳、次女3歳の4人家族のパパ】
◆所属/Good News Project
◆職業/イベントプロデューサー
お仕事の内容や時間について簡単に教えて頂けますか?
地域と企業を繋いだり、人の善意と善意を最大化したり、結婚式のプロデュースや司会などをしています。仕事の時間は平日が10:00~20:00 ですね。家を出るのが9:00頃で、帰宅をするのは21:00頃でしょうか。平日夜は打ち合わせや会食の予定が入ることもあります。土日祝日は基本的にお休みです。
土日祝日は意識的にお休みされてるのですか?
そうですね、意識的に休むようにしています。特に「意識的に」休むようになったのは、次女が生まれてからですね。子供が二人になると、パパとママそれぞれの一対一の関係性ができあがると思うんです。一人の時はパパとママが0・5人ずつの力を出すようなイメージですが、やっぱり二人目って違うんですよね。
普段関わっている育児・家事の内容や時間について教えてください。
【育児】子供と散歩・お出かけ 、 絵本等の読み聞かせ 、 子供と遊ぶ 、 着替えの手伝い 、 子供とお風呂
【家事】食事の準備 、 お弁当作り 、 洗い物 、 キッチン・洗面所等の掃除 、 布団干し 、 布団取込 、 アイロンがけ 、 ゴミ出し
などですね。平日は朝7:00~8:30で、夜は週一で早く帰って19:00~21:00にやっています。休みの日は基本的に家族一緒に出かけてますね。
育児・家事に関わる上でのこだわりってあるのでしょうか?
我が家の場合、育児・家事を主体的にやっているのはやはり妻です。決してでしゃばらないことが大切だと思いますね(笑)
実は、以前は「全てやってあげるのがホスピタリティだ」と思っていたんです。ただあるときに、それは僕の価値観の押しつけであると気がついた。妻からも何でもやるのが有り難いわけではないということを言われましたし、僕自身もそう感じたんですよね。妻の領域を邪魔せず、コミュニケーションをとりながらヘルプしてあげるような「こんな感じがいいなあ」という感覚に至るまでは2年くらいかかりました。
それと、娘二人ということもありますが、彼女達の母親である妻を愛することも大切だと思います。異性たるパパは今のタイミングでは「愛情以外は何も教えられない」というスタンスです(笑)
「仕事と育児・家事のバランス」を自己採点するとズバリ何点でしょうか?
70点です。仕事の量を減らさずに、今のレベルの子育てや妻とのコミュニケーションを図ることができるのが理想なので。今は少し仕事を犠牲にしている感じがありますね。
もちろん「仕事も育児も100点!」というのが理想なんですが、それは無理かなあと(笑)スーパーマンになりたいという気持ちも以前はあったんですが、自分が完璧ではないことに気付いたというか・・・「中途半端でいいじゃん」と受け入れています。こういうことは人と比較をするとか、優劣をつけるとか、そういうものではないんですよ。
余談ですが、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉にも違和感を覚えます。「ワークが50%・ライフが50%だといい!」ということではない気がするんです。『バランスが取れなくて悩んでいる』という方は、ワークとライフを時間軸で捉えすぎているようような気がしますね。
なるほど。特にうまくできているなと思えることはありますか?
地域社会でパパの存在というのをきちんと表現している点、でしょうか。イベントごとは勿論、バスの見送りなども時間が合えば積極的に行います。バスの見送りは、いわゆる「ママ世界」で、完全アウェイなのでかなりのマイノリティなんですが、自信をもって悠々とたたずもうと毎回心で唱えながら見送っています。子供の満足度は総じて高いです。「私だけパパなの!」みたいな、誉れ感とでもいいましょうか(笑)
とても素敵ですね!逆にもっと改善していきたいな、思うところはどういうところでしょう?
一部の交友関係のある方からは、付き合いが悪くなった、と思われているかもしれません。特に夜の飲み会のお誘い、土日の趣味の誘いなどは取捨選択するようになりました。上手くバランスを取れるよう改善していきたいなぁと思います。
ちなみに、ママとの間に育児・家事の役割分担ってあるんでしょうか?
やはり主体的に育児、家事、を行っているのは妻です。スーパーサブ的に存在しておくことが大事な勘所のように思いますね。ただ、我が家では朝型の私と、夜型の妻、ということもあり、ゴミ出しだけはほとんど妻にやらせたことがありません。後は臨機応変、手伝えること、手伝って欲しそうなことについては常にアンテナを張ってコミュニケーションをはかっています。
注意しているのが「やってあげようか?」という発言をしないことです。「やってあげる」というのは「仕方ないから」とか「やや上から目線」的に聞こえます。ベストは「何もいわず楽しそうに手伝う(ツーカー感があっていいですね)」、ベターは「何か手伝うことあるかい?」と優しく声をかけることかな。
・・・以前こんなことがありました。私がリビングでテレビを見ていて、妻が掃除機をかけていたんですね。そのときは妻がとても怒っているように見えたんです。私もなんとなく手伝っていないことへのバツの悪さを感じて・・・。
ただ妻に話を聞いてみると大いに誤解があったことがわかりました。妻曰く「貴方が何をやっていたかは関係ないの、私は埃と戦っているの!」と。埃に対しての憎しみが沸々となっているのを勘違いしてしまったわけです。
何をすると妻が喜んでくれるのか、これは事前に話しあって認識しておくことが大切ではないでしょうか。
とても参考になります!ママとの協力体制を強くしていくには、どんな心がけが必要だと思いますか?
常に尊敬の念、尊重することが寛容だと思いますね。仕事のハードさと、子育て家事のハードさはどちらかに優劣があるものでなく、それら全体を通して人生であり、生活であると考えるバードビューが必要ではないでしょうか。まだ出来きれていないですが、会話の中でも正解を探す、というよりは、どう心地良さを探すか、みたいなものにフォーカスして話しているようにしています。
それと会話の中では「聞き役に徹さないこと」を実践しています。誰しもしゃべりたいだけ、しゃべって、「あー、すっきりした!お休みなさい!」とはならないんですよ(笑)自分の思っていること・考えはお互いに主張しあうことが大事だと思いますね。ちなみに我が家では、夜の22時以降子供を寝かしつけた後に、コーヒーを飲んでおかしをつまみながら話をするのが恒例になっています。
ママとパパだけでなくて、御親族や地域の方々に協力をお願いすることってありますか?
近くに実家がある場合は、それこそ親御さんに子供の面倒を見てもらえば急な用事も済ませられますが、実家が遠い方はそうも行きませんよね。幸運なことに我が家の場合、両の実家・兄弟姉妹が近いので、比較的容易に子供を見てもらえる環境があります。ここで大事なのは見てもらうことが当たり前にならないよう、毎回感謝することです。当たり前になるとたとえ親でも気持ちが良くなく、結果的にそのしわ寄せが子供に来てしまいます。親族でも、「この子供(孫)といると、なんだか楽しい」と思わせる関係値作りがとても大事だと思いますね。
結果的に我が家がこういう状況ですから、実家が遠く、急な用事に対して対応ができない地域のお友達については、一時的に預かったり、どこかに連れ出したり、といった形で駆け込み寺的存在であろうと常日頃考えています。実はこの関係値にもポイントがあって、いつも我が家が人の面倒を見てばかりでは、実は頼ってこないんですね。適度に相手も頼りつつ、持ちつ持たれつなカンジを作り出すことが地域社会では大事だなぁと思います。
ちなみにこういった地域コミュニティとの関わりは、「頑張ってゴリゴリ作る」ようなスタンスでなくてもよいと思いますよ。ママが作っているコミュニティから、パパへの呼びかけがあれば参加をすればよい。「妻に委ねる」くらいの軽い心持でよいと思います(笑)
それでは最後に、この記事をご覧のパパに一言メッセージをお願いします。
子育てや家事というのは、とかく自分の自由な時間を阻害する事由に思われがちです。そうなるとどうしても子育てや家事の時間そのものがつらいものになってしまいます。発想を転換して、子育てや家事で自分の自由時間がなくなった分、大人として、親として、人間としての魅力を増すための時間投資をしている、と考えてみてください。
外に勉強をしに行き自己研鑽する方も、遊びを通じて人脈を広げる方も、内に憂いがある状態ではパフォーマンスが低下することを良く理解されていることと思います。結婚をし、家族を持ち、生活を共にしているパパ人だからこそ、内に優しさを、外に感動を、内憂外患ではなく、「内優外感」でいきましょう!今私たちが幸せに対して貪欲になることで、未来はきっとステキなカンジになります。
(以上。)
「育児をするべき」とか「仕事に力をいれるべき」といった「べき論」を超えた「しなやかさ」を小菅さんのお話から感じました!とかく、育児をする父親がフォーカスをされると、「男は他にやることがある」という意見と対立してしまうシーンを散見しますが、もっと自然体で育児や仕事に向き合っていいんだなあと改めて気づかされたように思います。「内優外感」の状態をイメージしながら、僕も育児も仕事も頑張ろうっと!





